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【 一眼レフとコンデジとでいろんな昆虫を撮る 】 [昆虫を撮る]

今日はいろんな昆虫を一眼レフとコンパクトデジカメ(コンデジ)とで
撮ってみました。

出てくる昆虫はつぎのとおりです。

ヒカゲチョウ、キボシカミキリ、パンダゾウムシ、ありんこ

虫、大嫌い!という方は、この先、
見ない方がいいかもしれません。

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【 ヒカゲチョウ 】
クヌギの樹液にチョウがいました。

ヒカゲチョウという名のとおり
日陰にいることが多く、
ストロボ使って撮ってみました。

何匹もいますが縦になっているコは
無視して翅が正面になっているコだけねらいます。

大きさはモンシロチョウより
大きいくらいですから
シジミチョウ類よりは
大きく写ります。


1/60 F7.1 -1/3 ストロボあり 写真はクリックすると大きくなります。
IMG_1933.jpg

ストロボ使わずに
撮ってみるとこんな感じで
後ろ翅の目玉模様のまわりの薄紫が
こちらのほうがきれいに出ましたね。

1/100 F7.1 -1/3 ストロボなし
IMG_1937.jpg

翅の表側は、こんな感じで地味ですね。
ガ、じゃない、と思う人もいるかもしれませんね。
でもチョウなんです。

一眼 1/125 F8 -1/3 ストロボあり
IMG_1901.jpg

コンデジ 1/180 F6 -1/3 ストロボなし
DSCF2103.jpg

あんまり変わりませんね。
なので、このくらいの大きさの虫はけっこうコンデジで撮ってます。

【 キボシカミキリ 】
草の上にカミキリムシがいました。
キボシカミキリです。

通常イチジクやクワなどの幹を
成虫がかじり、幹に卵を産んでしまう害虫ですが
姿はけっこうかっこいいですね。
こんなふうに草の上にいるのは珍しいです。

一眼 1/160 F8 -1/3 ストロボあり
IMG_1885.jpg

ヒゲを除くと3センチくらいなので
コンパクトデジカメでも撮ってみました。

コンデジ 1/90 F4.2 -1/3
DSCF2095.jpg

葉っぱの色や触角のはっきり具合などは
こちらのほうがいいですね。

【 パンダゾウムシ 】
クズの茎によくいる、
通称(私が勝手に言ってるだけですが)
パンダゾウムシです。
今日はクズではなく、セイタカアワダチソウでしょうか。

大きさは1センチ以下くらいの
小さい虫です。

このくらいの小ささになってくると
ピントの合う範囲が極めて狭くなってくるので
何枚か撮ってもけっこうハズレがでます。

手前の脚にはピントあっても
背中はピンボケなんてことしょっちゅうです。

まずは落ちないうちに1枚、 
一眼 1/80 F8 -1/3 ストロボあり
IMG_1888.jpg
よけいなアリが入ってしまいました。

さらに近づいて、虫を少し右に構図を整えます。
一眼 1/60 F10 -1/3 ストロボあり
IMG_1893.jpg

試しに絞りをあけてF4で撮ってみます。
一眼 1/160 F4 -1/3 ストロボあり
IMG_1895.jpg
ピントの合う範囲がきわめて浅く、全体がボケたような写真です。

動きはにぶいのですが
あんまり近くによると
殺気を感じるとボロリと落下してしまいます。
そうなったら、もう見つかりません。

正式和名はオジロアシナガゾウムシです。

【 ありんこ 】 

正式にはたぶんクロヤマアリですね。
けっこう動きが激しいアリですが
この日は比較的静かにしておりました。

大きさは5ミリくらいなので
この日、写した虫では最小です。

このクラスになると
コンパクトデジカメではほぼ無理で、
一眼+マクロレンズでの勝負となります。

絞りはF10くらいにしないと、
ピントが浅くボケたような写真になります。
ここには直射日光があたって比較的
明るい条件の場所でした。

一眼 1/80 F10 -1/3 ストロボなし。
それでも足先がぼやけています。
IMG_1918.jpg

F16にして、ストロボ使います。

一眼 1/60 F16 -1/3 ストロボあり
IMG_1928.jpg
足先まではっきりと写りました。


さて、ここまでくるのに実はけっこう、
小技を使ってます。

まず、カメラとレンズです。
DSCF2289.jpg
キヤノンの60Dとタムロン60㎜のマクロレンズです。
マクロレンズは小さいものを撮るのが得意なレンズです。

セット買いで標準でついてくる標準レンズなどでは
このような絵はなかなか撮れません。
腕のせいじゃなく、機械のせいです。


つぎに、ピント合わせについては
MFを選んで手動にします。マニュアルフォーカスの略ですね。
DSCF2290.jpg

オートフォーカスだと、ヒントの合う場所がずれるたびに
チーチーとレンズが前後して、なかなか決まりません。

だいたいの大きさを決めておいて
ファインダーを覗きながら、体ごと前後させて
目にピントがあったらシャッターを押します。

その間、息をとめてますから、死なないようにしてくださいね。

そしてもうひとつ、この雷マークみたいなボタンを押して
ストロボを出しておきます。
DSCF2291.jpg
これがその状態です。
DSCF2292.jpg

このくらいの小ささの虫になるとシャッタースピードが
遅くなり、手ブレ、被写体ブレがひどくなるからです。

モードはAV(絞り優先)を選択して、
このくらいなら、F7-8程度にして、撮影します。
DSCF2293.jpg

このくらいといっても、わからないでしょうが、
いろんな大きさの虫や花を撮るなかで、
だんだんわかるようになってきます。

最初は2.8、4、5.6、8、11、16など
色々やってみてください。

1センチ以下の虫なら11以上に絞ったほうが
キレイに写ります。

明るすぎ、暗すぎ、いろんな結果が出ますんで
その都度修正していきます。

フィルム時代と違って何枚撮ってもおカネかからないし、
その場で結果見れますから、やってみてください。

ストロボを使うことについては
賛否両論あるようですが、
自然光でのブレボケ写真より
シャープなストロボ写真派です。

ジャングルの暗い森のなかや、
夜のカブトムシ、ガなどはストロボなくして
撮れたものじゃありません。


コンパクトデジカメ(コンデジ)は、いつもの
このコです。 FIJI FINEPIX F1000EXR
DSCF9054.jpg

いかがでしたか、これからいろんな虫が
でてくるハイシーズンです。

色んな種類を撮るのもよし、
種類を決めて、一眼やコンデジ、
ストロボあるなし、絞り4とか16とか
いろいろやってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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