【 一眼レフとコンデジとでいろんな昆虫を撮る 】 [昆虫を撮る]
今日はいろんな昆虫を一眼レフとコンパクトデジカメ(コンデジ)とで
撮ってみました。
出てくる昆虫はつぎのとおりです。
ヒカゲチョウ、キボシカミキリ、パンダゾウムシ、ありんこ
虫、大嫌い!という方は、この先、
見ない方がいいかもしれません。
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【 ヒカゲチョウ 】
クヌギの樹液にチョウがいました。
ヒカゲチョウという名のとおり
日陰にいることが多く、
ストロボ使って撮ってみました。
何匹もいますが縦になっているコは
無視して翅が正面になっているコだけねらいます。
大きさはモンシロチョウより
大きいくらいですから
シジミチョウ類よりは
大きく写ります。
1/60 F7.1 -1/3 ストロボあり 写真はクリックすると大きくなります。
ストロボ使わずに
撮ってみるとこんな感じで
後ろ翅の目玉模様のまわりの薄紫が
こちらのほうがきれいに出ましたね。
1/100 F7.1 -1/3 ストロボなし
翅の表側は、こんな感じで地味ですね。
ガ、じゃない、と思う人もいるかもしれませんね。
でもチョウなんです。
一眼 1/125 F8 -1/3 ストロボあり
コンデジ 1/180 F6 -1/3 ストロボなし
あんまり変わりませんね。
なので、このくらいの大きさの虫はけっこうコンデジで撮ってます。
【 キボシカミキリ 】
草の上にカミキリムシがいました。
キボシカミキリです。
通常イチジクやクワなどの幹を
成虫がかじり、幹に卵を産んでしまう害虫ですが
姿はけっこうかっこいいですね。
こんなふうに草の上にいるのは珍しいです。
一眼 1/160 F8 -1/3 ストロボあり
ヒゲを除くと3センチくらいなので
コンパクトデジカメでも撮ってみました。
コンデジ 1/90 F4.2 -1/3
葉っぱの色や触角のはっきり具合などは
こちらのほうがいいですね。
【 パンダゾウムシ 】
クズの茎によくいる、
通称(私が勝手に言ってるだけですが)
パンダゾウムシです。
今日はクズではなく、セイタカアワダチソウでしょうか。
大きさは1センチ以下くらいの
小さい虫です。
このくらいの小ささになってくると
ピントの合う範囲が極めて狭くなってくるので
何枚か撮ってもけっこうハズレがでます。
手前の脚にはピントあっても
背中はピンボケなんてことしょっちゅうです。
まずは落ちないうちに1枚、
一眼 1/80 F8 -1/3 ストロボあり
よけいなアリが入ってしまいました。
さらに近づいて、虫を少し右に構図を整えます。
一眼 1/60 F10 -1/3 ストロボあり
試しに絞りをあけてF4で撮ってみます。
一眼 1/160 F4 -1/3 ストロボあり
ピントの合う範囲がきわめて浅く、全体がボケたような写真です。
動きはにぶいのですが
あんまり近くによると
殺気を感じるとボロリと落下してしまいます。
そうなったら、もう見つかりません。
正式和名はオジロアシナガゾウムシです。
【 ありんこ 】
正式にはたぶんクロヤマアリですね。
けっこう動きが激しいアリですが
この日は比較的静かにしておりました。
大きさは5ミリくらいなので
この日、写した虫では最小です。
このクラスになると
コンパクトデジカメではほぼ無理で、
一眼+マクロレンズでの勝負となります。
絞りはF10くらいにしないと、
ピントが浅くボケたような写真になります。
ここには直射日光があたって比較的
明るい条件の場所でした。
一眼 1/80 F10 -1/3 ストロボなし。
それでも足先がぼやけています。
F16にして、ストロボ使います。
一眼 1/60 F16 -1/3 ストロボあり
足先まではっきりと写りました。
さて、ここまでくるのに実はけっこう、
小技を使ってます。
まず、カメラとレンズです。
キヤノンの60Dとタムロン60㎜のマクロレンズです。
マクロレンズは小さいものを撮るのが得意なレンズです。
セット買いで標準でついてくる標準レンズなどでは
このような絵はなかなか撮れません。
腕のせいじゃなく、機械のせいです。
つぎに、ピント合わせについては
MFを選んで手動にします。マニュアルフォーカスの略ですね。
オートフォーカスだと、ヒントの合う場所がずれるたびに
チーチーとレンズが前後して、なかなか決まりません。
だいたいの大きさを決めておいて
ファインダーを覗きながら、体ごと前後させて
目にピントがあったらシャッターを押します。
その間、息をとめてますから、死なないようにしてくださいね。
そしてもうひとつ、この雷マークみたいなボタンを押して
ストロボを出しておきます。
これがその状態です。
このくらいの小ささの虫になるとシャッタースピードが
遅くなり、手ブレ、被写体ブレがひどくなるからです。
モードはAV(絞り優先)を選択して、
このくらいなら、F7-8程度にして、撮影します。
このくらいといっても、わからないでしょうが、
いろんな大きさの虫や花を撮るなかで、
だんだんわかるようになってきます。
最初は2.8、4、5.6、8、11、16など
色々やってみてください。
1センチ以下の虫なら11以上に絞ったほうが
キレイに写ります。
明るすぎ、暗すぎ、いろんな結果が出ますんで
その都度修正していきます。
フィルム時代と違って何枚撮ってもおカネかからないし、
その場で結果見れますから、やってみてください。
ストロボを使うことについては
賛否両論あるようですが、
自然光でのブレボケ写真より
シャープなストロボ写真派です。
ジャングルの暗い森のなかや、
夜のカブトムシ、ガなどはストロボなくして
撮れたものじゃありません。
コンパクトデジカメ(コンデジ)は、いつもの
このコです。 FIJI FINEPIX F1000EXR
いかがでしたか、これからいろんな虫が
でてくるハイシーズンです。
色んな種類を撮るのもよし、
種類を決めて、一眼やコンデジ、
ストロボあるなし、絞り4とか16とか
いろいろやってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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よろしかったらご覧ください。
過去のfacebook投稿写真をまとめています。5000枚目標。
写真1枚1枚に、どのカメラで撮ったか、絞り、シャッタースピード、露出補正など
撮影データを載せています。
花、昆虫、野鳥など
栃木県小山市の生き物写真館
個々の昆虫の時期などエピソード
栃木県小山市の昆虫写真館
個々の野鳥のエピソード、鳴き声など
栃木県小山市の野鳥写真館
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撮ってみました。
出てくる昆虫はつぎのとおりです。
ヒカゲチョウ、キボシカミキリ、パンダゾウムシ、ありんこ
虫、大嫌い!という方は、この先、
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【 ヒカゲチョウ 】
クヌギの樹液にチョウがいました。
ヒカゲチョウという名のとおり
日陰にいることが多く、
ストロボ使って撮ってみました。
何匹もいますが縦になっているコは
無視して翅が正面になっているコだけねらいます。
大きさはモンシロチョウより
大きいくらいですから
シジミチョウ類よりは
大きく写ります。
1/60 F7.1 -1/3 ストロボあり 写真はクリックすると大きくなります。
ストロボ使わずに
撮ってみるとこんな感じで
後ろ翅の目玉模様のまわりの薄紫が
こちらのほうがきれいに出ましたね。
1/100 F7.1 -1/3 ストロボなし
翅の表側は、こんな感じで地味ですね。
ガ、じゃない、と思う人もいるかもしれませんね。
でもチョウなんです。
一眼 1/125 F8 -1/3 ストロボあり
コンデジ 1/180 F6 -1/3 ストロボなし
あんまり変わりませんね。
なので、このくらいの大きさの虫はけっこうコンデジで撮ってます。
【 キボシカミキリ 】
草の上にカミキリムシがいました。
キボシカミキリです。
通常イチジクやクワなどの幹を
成虫がかじり、幹に卵を産んでしまう害虫ですが
姿はけっこうかっこいいですね。
こんなふうに草の上にいるのは珍しいです。
一眼 1/160 F8 -1/3 ストロボあり
ヒゲを除くと3センチくらいなので
コンパクトデジカメでも撮ってみました。
コンデジ 1/90 F4.2 -1/3
葉っぱの色や触角のはっきり具合などは
こちらのほうがいいですね。
【 パンダゾウムシ 】
クズの茎によくいる、
通称(私が勝手に言ってるだけですが)
パンダゾウムシです。
今日はクズではなく、セイタカアワダチソウでしょうか。
大きさは1センチ以下くらいの
小さい虫です。
このくらいの小ささになってくると
ピントの合う範囲が極めて狭くなってくるので
何枚か撮ってもけっこうハズレがでます。
手前の脚にはピントあっても
背中はピンボケなんてことしょっちゅうです。
まずは落ちないうちに1枚、
一眼 1/80 F8 -1/3 ストロボあり
よけいなアリが入ってしまいました。
さらに近づいて、虫を少し右に構図を整えます。
一眼 1/60 F10 -1/3 ストロボあり
試しに絞りをあけてF4で撮ってみます。
一眼 1/160 F4 -1/3 ストロボあり
ピントの合う範囲がきわめて浅く、全体がボケたような写真です。
動きはにぶいのですが
あんまり近くによると
殺気を感じるとボロリと落下してしまいます。
そうなったら、もう見つかりません。
正式和名はオジロアシナガゾウムシです。
【 ありんこ 】
正式にはたぶんクロヤマアリですね。
けっこう動きが激しいアリですが
この日は比較的静かにしておりました。
大きさは5ミリくらいなので
この日、写した虫では最小です。
このクラスになると
コンパクトデジカメではほぼ無理で、
一眼+マクロレンズでの勝負となります。
絞りはF10くらいにしないと、
ピントが浅くボケたような写真になります。
ここには直射日光があたって比較的
明るい条件の場所でした。
一眼 1/80 F10 -1/3 ストロボなし。
それでも足先がぼやけています。
F16にして、ストロボ使います。
一眼 1/60 F16 -1/3 ストロボあり
足先まではっきりと写りました。
さて、ここまでくるのに実はけっこう、
小技を使ってます。
まず、カメラとレンズです。
キヤノンの60Dとタムロン60㎜のマクロレンズです。
マクロレンズは小さいものを撮るのが得意なレンズです。
セット買いで標準でついてくる標準レンズなどでは
このような絵はなかなか撮れません。
腕のせいじゃなく、機械のせいです。
つぎに、ピント合わせについては
MFを選んで手動にします。マニュアルフォーカスの略ですね。
オートフォーカスだと、ヒントの合う場所がずれるたびに
チーチーとレンズが前後して、なかなか決まりません。
だいたいの大きさを決めておいて
ファインダーを覗きながら、体ごと前後させて
目にピントがあったらシャッターを押します。
その間、息をとめてますから、死なないようにしてくださいね。
そしてもうひとつ、この雷マークみたいなボタンを押して
ストロボを出しておきます。
これがその状態です。
このくらいの小ささの虫になるとシャッタースピードが
遅くなり、手ブレ、被写体ブレがひどくなるからです。
モードはAV(絞り優先)を選択して、
このくらいなら、F7-8程度にして、撮影します。
このくらいといっても、わからないでしょうが、
いろんな大きさの虫や花を撮るなかで、
だんだんわかるようになってきます。
最初は2.8、4、5.6、8、11、16など
色々やってみてください。
1センチ以下の虫なら11以上に絞ったほうが
キレイに写ります。
明るすぎ、暗すぎ、いろんな結果が出ますんで
その都度修正していきます。
フィルム時代と違って何枚撮ってもおカネかからないし、
その場で結果見れますから、やってみてください。
ストロボを使うことについては
賛否両論あるようですが、
自然光でのブレボケ写真より
シャープなストロボ写真派です。
ジャングルの暗い森のなかや、
夜のカブトムシ、ガなどはストロボなくして
撮れたものじゃありません。
コンパクトデジカメ(コンデジ)は、いつもの
このコです。 FIJI FINEPIX F1000EXR
いかがでしたか、これからいろんな虫が
でてくるハイシーズンです。
色んな種類を撮るのもよし、
種類を決めて、一眼やコンデジ、
ストロボあるなし、絞り4とか16とか
いろいろやってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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個々の昆虫の時期などエピソード
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2015-06-09 23:41
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